大久保秘書は西松建設事件で03〜06年、同社から3500万円の献金を受領しながらダミー団体からの献金と虚偽記載したとして起訴された。昨年12月18日の初公判で「法に違反するとは考えていない」と無罪を主張する一方「(団体から)寄付を受け、その通り収支報告書に記載した」と説明していた。
しかし弁護士によると、今回の事件で逮捕後は「収支報告書は一度も見たことがない」と供述し、00〜04年は当時事務担当者の民主党衆院議員、石川知裕容疑者(36)=同=に、05年以降は後任の元私設秘書、池田光智容疑者(32)=同=に任せていたと主張。供述変更の理由を「2人が逮捕されたのでかばう必要がなくなった」と説明している。2人が「大久保秘書に虚偽記載について報告した」と供述しているとされる点についても「報告は受けていない」と否定し「収支報告書の署名も2人に代筆してもらった」と話しているという。
西松建設事件の公判は第3回公判が26日に予定されていたが、今回の事件で期日が取り消され、次回は未定。
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